何を考えてる?

4月21日にシネマパスが切れ、そこから30日以内(だったっけか)に手続きしないとほんとうに途切れてしまうから、一時間半しか寝ていなかったけれどギンレイへ。八回目の更新だったみたい。続けて更新すると期間が13ヶ月になる。そうやって1ヶ月ずつ、これまでに八回、更新月が後ろにずれてきた。いや、七回かな。


何があっても途中で寝たくないのでデカフェでないコーヒー、あと甘いもの。歯が溶けそうなくらい甘いものは目を覚ますのにいい。コーヒーはもう、おいしいのかおいしくないのかわからなくなった。紅茶にいたっては一杯飲み切れないことがある。私は紅茶、アールグレイが好きだった。コーヒーを飲むようになる前は旅行のときなんか、ホテルの朝ごはん、最後にアールグレイをゆっくり飲んで、その日何をするか考えたものだった。私の旅行は基本的に急ぐということがないし、予定もいつも適当だから。さびしいような気がしなくもない。嫌いになんてなれない、忘れることなんかできないよって、どんなに強く思っていても忘れられるよ。嫌いになんかならない、忘れることなんか絶対にしないということもできる、もちろん。そのあたりは意志の問題だからね。


ゴーン・ガール』楽しみにしてた。殺伐とした映画が好きだから。オープニングからいかにも暗くてうれしくなる。映画館で映画をみていると脳から何か出る。
失踪後の主演の女の人、よかったですね。一気にさえない感じになって、お菓子なんかバリバリ食べちゃって。この人が怖いとか、常軌を逸しているというのがたぶんみどころのひとつなのかなと思いつつ、最初チラリと怖いかなとも思ったのですけれど、何がそこまでさせたのかと考えているうちによくわからなくなった。お金とられてかわいそうだった。ベン・アフレックが「クソ女」と言うところもよかった。お気の毒さま。あれだけおおごとになってあんな小芝居で丸くおさまるわけないじゃないというのは言いっこなしにして、夫の人、逃げたかったらなりふり構わずいつでも逃げられるでしょというのも目をつぶって、妙に絶望っぽいの、いいんじゃなーい?(絶望といえば、汚職警官ものとかもっと悲惨ですよね、どこまでいってもみんなグルで国家規模で不正がはびこってて主人公のちっぽけな正義の勝ち目ゼロみたいな)


退屈なとき『ゴーン・ガールごっこすると楽しいです。指二本あてて嘘ついたり、変に目をそらしたり無表情ぽくしたり、日記書く真似したり。原作読んだら二人の気持ちがもうちょっとわかるかな、なんて、毎回映画が映画だけで完結しない人。毎週とは言わないので、二本立てのうち一本ずつくらいはコンスタントにみられるようにしたい。がんばろ。


ゴーン・ガール (字幕版) 『ゴーン・ガール』 5/14@ギンレイホール