身体で身体を。身体が。

阿佐ヶ谷。


うまく書けるかな。Yさんの出演されているお芝居をみに行った。終わって振り返ったらWさんがいらした。先週は下北沢でTさんのお芝居をみた。みたいと思う人の関係のある公演しか行かないけれど、たまたま二週続けてお芝居が重なってくたびれた。わたしの中で、演劇は完全に終わったのだとおもう。関わらなくても、いっそ存在しなくても生きていかれる。それでもまだごくわずかに、好きな方々がその世界にいらっしゃるから行きますけれどもね。
前日みに行った人に感想をきいたら「暗転が多い」ほんとうだ。きくべきじゃなかった。


これはおもに自分のことなのですが、いつまで続けるのかと思う。突き詰めてはとても考えられない。これは自分のことではないのですが、いつまで続けますか。ご自身の思いはまた別の問題として、待っていてくれる人がいる限り?(わたしの場合は自分が好きでしているだけのことだから待っている人などいない)
これはわたしのことですが、自分がどうとかそういうのはない。あるけれど、それは他人には関係のないことで、つまり、お前の気持ちになんか誰も興味ねえよ。


もう人前に出たくない。なんのために。しんでしまえ。


帰りの電車の中で「前にもみたことあるよね」って和歌子さんが。「たぶん一回? 前回、8年前くらいに」と答えたら「いや他にもあるよ、私が出たやつ」…「えーと」「あるって」…「あ、思い出しそう、あれだ、タイニイアリス」そのとき和歌子さんがものすごくいい顔をした。いい顔だって。なんだろうすごく、豊かな顔。わたしこの人のこと初対面のときから15年くらい(?)変わらずにずっと好きなんだよね。


「和歌子さん変わりませんね、化け物ですか」
「私から見たらあんたも変わってないよ」
「いやわたしはちょっと」
「妖怪になるのよ、そういう人種なの」


いびつでかたよってる、とこがある。和歌子さんサザエ知ってますか食品のサザエ。なにいきなり。サザエってとげあるじゃないですか、あれが、長年生きてると波に洗われたりお互いにぶつかったりして丸くなってくるんですって。あんたまた唐突に。でもねでもね、とげがなくなるほど長く生きたサザエって、おいしくないんですって!(涙)…それどこかで使っていい。もちろんですじゃんじゃん使ってくださいわたしの言ってることなんて何をどこに使っていただいても構わないです。


和歌子さん、子どもとか家族とかいる方いらっしゃるじゃないですか、あの方たちってどうしてあんなに(自主規制)…! ヤマアラシがさ、とげあるじゃん、なくならないとげ、でもあれしまえるでしょ、だから家族とか自分の子どもにはさ傷付けないようパタッてさ… げえっ! なんですか、なんですかそれ…それ何かに使っていいですか(何にだ)


わたしこんなになっちゃってごめんねと言ったら別にいいって。そりゃそうよだってユーわたしが何してても関係ないもんねわたしはあるんだよね。じゃなきゃただ搾取するだけの人になる。何かを意志して命を削ってる人にしか魅力をかんじない。でもそれと同じくらい、去り際のことを考えるようになった。わたしのことじゃなくてさ、だってわたしあらわれてないもの去りようがない。…いやあなた関係なくありませんよ。あら、そう。


つまり、つまりね、今回は、今回も、まとまらないのでまとめない。
さ、生きよ。死なない限りは生きねばならん。
11:00



ねえあれさ、冒頭と途中で使ってた曲、なんていう曲かわかった? え、どれ? あのラスト近くで手を繋ぐところのわたしあれ知りたくて歌詞覚えて帰らなきゃってでも絶対忘れちゃうんだよな無理だなと思ってたらサビまでかけてくれたからよかった知ってる曲だった。わかったよだってものすごく有名な曲じゃない。最初からわかった? わかったよ。あらそう物知りなのね。なによ。ものすごく有名な曲だったね。そうね。




そして今日も一日ものおもって終了の予感。
いつ引くかという問題に関してはダンス、身体が続くあいだというかなりシビアな条件があるから、選択肢がない。という、言い訳のもとに。
16:42