「君たち、ロックの話はしたか?」

カメラ目線。


みないものをみないようにして一週間が経ち、このままさよならできたらよいのだけれど。それはわたしも知りたいですから、興味がありますから。でもはっきり言って、時間の無駄だから。
意味なんてありませんって決め台詞。いや、意味のあることもあるだろう。例えばなんですか? え? 仕事ですか? 何ごとにも意味なんかありませんよ。子どものころ、軽い気持ちで「そんなの意味ないじゃん」と言ったら、意味のあることなんか何もないんだって。それはおそらく真実なのでしょう。でも真実を、そのまま子どもに伝えることが正しいことだとわたしは思わない。正しくないことは悪いことか。そのようなこともない。だから究極的には正解なんかないし、そのとき思われた通りにするしかない。その結果たとえば三十年後に、意味のあることなんか何ひとつありませんよという人があったとして、それが何か? それが、何か?


努力が足りないんだと言うから、はたからわかるくらいキッとなった。どういうことですか。それいったいどういうことですか。あんたすぐに「無理です」とか「できません」とか言うだろう。ふだん絶対言わないくせに、なぜそうなんだ。だって手を抜くための努力なんてそれ形容矛盾じゃないですか。そんなことできません。ほらまた言った。


夢をみたら、先はないけれど後はある。あまりにも夢をみ過ぎると先がなくなる。でもあとはなくならない。


おそらくはいちども乗ったことのない路線の地下鉄に乗り、おそらくはいちども降りたことのない駅で降りた。そして、この前の週末とは打って変わった性急さでいろいろと進めた進められていた進んでいたようだった。それから別の場所へと急いで移動して即死系カクテル。この人の考えるカクテルはいったいどうなっているのか。テキーラアマレットジムビーム、何かを何かで割るという発想がゼロ。


即死はしなかったけれど帰宅死しました。意識がなくなるとかそういうことじゃなくて。やるべきことは木曜日にやろうと思った。あと少し。